撮影レポート

「桃とキジ」撮影現場を密着取材!

2016.08.23

吉備路~吉備津神社

岡山ロケ4日目は、JR西日本の岡山~総社間を結ぶ、「桃太郎線」の愛称で親しまれる吉備線沿いの路上からのスタートです。
のどかで緑の眩しい田園風景の中、ノースリーブの白いワンピースに身を包み、女優帽をかぶった桃がゆったりと歩む様子が、桃の心情を表していました。
 
続いては、子ども達とのふれあいのシーン。
用水路にかかる橋の上で、釣りをして遊ぶ子ども達との会話で桃の心が和みます。
 
当初、ロケハンで予定していたカメラアングルでカメラテストをしていたのですが、
背景に街並みが写り込んでしまうのがイメージに合わない、と監督が漏らしました。
そこで、急遽、機材一式と俳優さん達を大移動させて、田園地帯が広がる背景になるような画面ができあがりました。
現場の状況によって、常に最善の撮影を目指して判断する、監督の鋭い感性や決断力が発揮された瞬間でした。
 
エキストラの子ども達が現場に入って段取りが組まれ、カメラの位置や、通行人の入るタイミングを決めてから櫻井さんの登場です。
途中、桃太郎線が何度も通りかかり、田舎道を走るローカル線の風情が増していました。
 
それから場所を移して、吉備津神社でのシーン。
父の盛太郎が参拝する場面では本殿の階段をゆっくりと上り、神妙な面持ちで参拝する甲本さん。
無言でゆったりした動きの難しい場面を、圧倒的な演技力で魅せてくださいました。
 
午後一番で行われたのは、吉備津神社にある、長い長い廻廊での回想シーン。
セリフの多い場面ではなかったので、研ぎ澄まされたような静寂の中、セミの声が響き渡ります・・・。
 
撮影の合間に、遠く離れた桃とカメラのズーム機能を使って
2ショットを撮りたいと、おどけて場を和ませてくれたキジ役の弥尋さん。
スタッフへの気遣いに弥尋さんの人柄を感じました。
 
吉備津神社での最後の撮影は桃の心情の変化に大きな影響を与える大事な場面です。
監督や役者さんをはじめ、全てのスタッフが張り詰めた空気の中での撮影になりました。
 
本番前のリハーサルにも関わらず、甲本さんも弥尋さんも真剣な目で見つめ、
今日は撮影が無かったはずの、桃の母役である手塚理美さんも応援に駆けつけていました。
 
何度も何度も行われるテストと本番撮影・・・気がつけば日も傾く時間になっていましたが
疲れた様子は微塵もみせず、櫻井さんの演技が続きます。
 
合間に役者さん同士でアドバイスをし合っている姿に、良い映画を創るチームワークも感じ、
回数を重ねる毎に、確実に迫力を増していく演技は圧巻でした。
 
今日の撮影では、無邪気な子ども達との触れ合い、物憂げな仕草や迫力あるシーンなど、櫻井さんの魅力あふれる撮影となりました。是非劇場で、ご覧になってください。

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